2008年 05月 16日
命日 |
今日は父の命日。
3年前の今日お別れをしました。
父は建築業を営む職人さんで健康マニア
毎月の健康診断を欠かさなかったり、ニンニクが体にいいと聞けば毎日食すような人。
そんな父が3年前の2月の健康診断で血液検査の結果、異常あり
即入院となりました。
ちょうどその頃私は、仕事場で同僚の従兄が白血病の闘病生活の話を聞き入ってた時
弟からの電話。胸騒ぎを覚えながら電話に出ると
「おとんが白血病かもしれない」という連絡でした
慌てて病院に駆けつけると、病室でスクワットしたり同室の患者さんと
おしゃべりしている元気な父が。
次の日スキーに行く予定だったらしくて力が有り余ってる様子でした。
そんな姿を見て一安心したのも束の間、医師からの説明が。
状態は非常によくないとのこと・・・・。普通の人なら立ってられないくらいで
医師も最初父の姿を見て驚いたと言うほど
どうやら、職人気質で39℃以下は熱にも気付かず現場に行ってしまうような人なので
おそらく少し前から微熱などあったと思われますが、気付かなかったのでしょう
病名は「再生不良性貧血」。100万人に1人発症というくらい珍しく
国の特定疾患に認定されてる病気です。最初名前を聞いてピーンとこなかった私。
ところが医師の説明の中で
「現在クリーンルームに白血病の患者さんがいますが、転院していたただきます。」
思わず「そんな大げさな~」と口走った私に、医師は
「それくらい緊急なことです。空き次第その部屋に移って頂きます」と言われた瞬間
やっと事態が飲み込めました。
そして医師から渡された紙には病名の横に「最重度」の文字
医師もこの血液数値の最重度の方は初めてです。とぽつりと一言
再生不良性貧血とは. 血液は赤血球、白血球、血小板の細胞でできていて、それらは骨髄で作られます。 成熟した血液細胞が体中に流れています。 この血液細胞の産生が低下してしまう病気
それから3ヶ月間相変わらず元気な父。ホントに病気なの?って思うくらい
でも、残酷なことに医師から「あと一ヶ月です」「あと一週間です」
そして今日、明日、明後日です」最初は元気だった父の姿みて
医師は何言ってるんだろう、元気じゃん。なんて思ってたけど
さすがに4日前からは話すことも少なくなり。朦朧の意識の中で
「悔しー、この野郎、ちくしょうー」発する言葉。
再婚して子供が生まれたばかり。これから20年働くぞって意気込んでいた父
その言葉を聞くたびに私も涙がポロポロ、
そして息が薄れていくなか最後に涙を流した父
何があっても泣かなかった父だったのに・・・・・。
これが最初で最後の私が見た父の涙でした。
最後に同じ病気で闘ってらっしゃる方、またそのご家族の方
あくまでも父の症状であり結果です。
当時医師からの説明で完治する病気であると説明をいただきました。
実際に治る方が大半だということも。
当時ネットでさえ情報が少なかったため
今回ここに病名を書いてよいものかかなり迷いました。
病名で検索されてここの辿りつかれた方
あくまでも一例ですので、ご理解いただけたらと思っております。
3年前の今日お別れをしました。
父は建築業を営む職人さんで健康マニア
毎月の健康診断を欠かさなかったり、ニンニクが体にいいと聞けば毎日食すような人。
そんな父が3年前の2月の健康診断で血液検査の結果、異常あり
即入院となりました。
ちょうどその頃私は、仕事場で同僚の従兄が白血病の闘病生活の話を聞き入ってた時
弟からの電話。胸騒ぎを覚えながら電話に出ると
「おとんが白血病かもしれない」という連絡でした
慌てて病院に駆けつけると、病室でスクワットしたり同室の患者さんと
おしゃべりしている元気な父が。
次の日スキーに行く予定だったらしくて力が有り余ってる様子でした。
そんな姿を見て一安心したのも束の間、医師からの説明が。
状態は非常によくないとのこと・・・・。普通の人なら立ってられないくらいで
医師も最初父の姿を見て驚いたと言うほど
どうやら、職人気質で39℃以下は熱にも気付かず現場に行ってしまうような人なので
おそらく少し前から微熱などあったと思われますが、気付かなかったのでしょう
病名は「再生不良性貧血」。100万人に1人発症というくらい珍しく
国の特定疾患に認定されてる病気です。最初名前を聞いてピーンとこなかった私。
ところが医師の説明の中で
「現在クリーンルームに白血病の患者さんがいますが、転院していたただきます。」
思わず「そんな大げさな~」と口走った私に、医師は
「それくらい緊急なことです。空き次第その部屋に移って頂きます」と言われた瞬間
やっと事態が飲み込めました。
そして医師から渡された紙には病名の横に「最重度」の文字
医師もこの血液数値の最重度の方は初めてです。とぽつりと一言
再生不良性貧血とは. 血液は赤血球、白血球、血小板の細胞でできていて、それらは骨髄で作られます。 成熟した血液細胞が体中に流れています。 この血液細胞の産生が低下してしまう病気
それから3ヶ月間相変わらず元気な父。ホントに病気なの?って思うくらい
でも、残酷なことに医師から「あと一ヶ月です」「あと一週間です」
そして今日、明日、明後日です」最初は元気だった父の姿みて
医師は何言ってるんだろう、元気じゃん。なんて思ってたけど
さすがに4日前からは話すことも少なくなり。朦朧の意識の中で
「悔しー、この野郎、ちくしょうー」発する言葉。
再婚して子供が生まれたばかり。これから20年働くぞって意気込んでいた父
その言葉を聞くたびに私も涙がポロポロ、
そして息が薄れていくなか最後に涙を流した父
何があっても泣かなかった父だったのに・・・・・。
これが最初で最後の私が見た父の涙でした。
最後に同じ病気で闘ってらっしゃる方、またそのご家族の方
あくまでも父の症状であり結果です。
当時医師からの説明で完治する病気であると説明をいただきました。
実際に治る方が大半だということも。
当時ネットでさえ情報が少なかったため
今回ここに病名を書いてよいものかかなり迷いました。
病名で検索されてここの辿りつかれた方
あくまでも一例ですので、ご理解いただけたらと思っております。
by komati-komati
| 2008-05-16 16:13
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